父の仏壇に供えた紙のハスは、台湾で買ってきたもの。あの世でお金に困りませんようにという願いを込め、お札を模した紙を折り作ってあります。この飾りは台湾ではお馴染みのお供えで、昔は本物のお札で作っていたそうです。寺院のそばの売店の軒先に、ビニールのひもでたくさんぶら下げられていたのが目に留まりました。素朴だが美しい。これも台湾の民衆の工芸、民藝といえるでしょう。
こんなものを買って帰る日本人はいないようで、売店のおじちゃんにとても不思議がられました。でも、もしも父が見たら間違いなく買うな。こういうものがとても好きな人でした。そう確信して買って来た次第です。
ねえパパ、そうでしょ!?